高山病

高山病は、海抜 2500m 以上の高地に到達した際に、低圧・低酸素によって引き起こされる病気です。海外の観光地の中には、ラパスやクスコのように高地に位置する場所がありますが、そこに飛行機などで到着すると、高山病をおこしてしまいます。

■ 高山病の症状

高山病の症状には、頭痛、全身倦怠感、食思不振、吐き気、不眠、下痢などがあります。重症になると意識低下・呼吸困難をおこし、命にかかわることも少なくありません。

■ 予防方法
  • 水分の補給に心がけましょう。
    高地では呼吸数が増えます。呼吸数が増えると、体から逃げていく水分の量も増えます。このため普段以上の水分摂取を心がけてください。
  • 過度の運動を避け、炭水化物を多く含んだ食事をこまめに取りましょう。
  • アルコールや喫煙を控えましょう。アルコールは呼吸を抑制し、高山病を悪化させる可能性があります。
  • 持病のある人は緊急時の対応を主治医に確認しておきましょう。
  • 予防薬もありますが、高山病を 100%防げるわけではありません。
    使用にあたっては、医師にご相談ください。
    ※ダイアモックス(高山病予防薬):高地に出発する 1 日前から開始し、高地に到着してから 2 日間服用します。